ビクター・オシムヘンの動向を注視【チェルシー1週間のニュース(2023年9月27日~10月3日)

ビクター・オシムヘンの動向を注視【チェルシー1週間のニュース(2023年9月27日~10月3日)

チェルシー1週間(2023年9月27日~10月3日)の主なニュースを紹介。カラバオカップ4回戦に進出、ジェームズがFAから告発、オシムヘンの動向を注視、17歳のロラン獲得に関心、今季の胸スポンサーが決定、ポジション別スカウト部門の責任者が決定、フルハム戦に勝利などの動きがあった。

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【9月28日】

カラバオカップ4回戦に進出

チェルシーはカラバオカップ3回戦でブライトンと戦い、1対0(ジャクソン)で勝利。4回戦進出を決めた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、

「勝てて良かったし、大会を勝ち抜いて信頼と勢いをつけることが大事なんだ。こういった状況でプレーをするのは決して簡単なことではない。今日は必ず勝たなければならなかった。もちろん、常に不安はあるし、時には勝たなければならないというプレッシャーもある。後半は試合を支配できたし、勝利に十分値したと思う」

とコメント。なお4回戦は、チャンピオンシップに所属するブラックバーンローヴァーズ(11月1日・スタンフォードブリッジ)と対戦することが決まった。

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チェルシー女子がリンダールズと契約

チェルシー女子チームは、ラクタリス・ネスレの高タンパク乳製品ブランドとして急成長を遂げているリンダールズと新たなパートナーシップを発表した。パートナーシップの一環として、チェルシーファンがイギリス全土でチームを応援できるよう支援するため、国内アウェーゲームのファントラベルを助成。今後、様々なサービス、限定コンテンツなどの配信を行っていく予定となっている。(Chelsea FC)

【9月29日】

ジェームズがFAから告発

怪我で離脱中のリース・ジェームズは、プレミアリーグ6戦目のアストンヴィラ戦で、主審に対して暴言を吐いたとしてFAから告発された。ジェームズは、ギュストがレッドカードを受けたことに対して、ロッカールームにつながる通路で不適切な言葉を用いて、スタッフを侮辱。その後、FAは「規則E3に違反した疑い」として彼を告発した。今後、罰金や出場停止処分を受ける可能性がある。(FA)

オシムヘンの動向を注視

チェルシーは、ナポリに所属するビクター・オシムヘン(24・ナイジェリア・FW)の動向を注視しているようだ。事の発端は、ナポリの公式TikTokアカウントに、オシムヘンがPKを失敗した動画を掲載。それを嘲笑するかのような作品となっていたことから、彼の代理人を務めるロベルト・カレンダ氏が問題視。クラブのソーシャルメディア担当の責任者であるフォルティノ氏が退団する事態に発展した。

早ければ来年1月の冬の移籍市場で退団する可能性も浮上しているオシムヘン。ナポリでは公式戦109試合に出場し、64ゴール・15アシストを記録するなど絶対的なストライカーとしてチームをけん引しているが…レアルマドリードやサウジアラビアリーグのクラブなども獲得に関心を示しているようだ。(La Gazzetta dello Sport)

17歳のロラン獲得に関心か!?

チェルシーは、フラメンゴに所属するロランの獲得について関心を示しているようだ。今年7月に17歳を迎えたロランは攻撃的MF。ロランはフラメンゴのアカデミーで育ち、今シーズンからトップチームで活躍。1月の試合では16歳でゴールを決め、クラブ史上最年少のスコアラーとして記録された。

チェルシーのほかにもマンチェスターユナイテッドが彼の成長に注目しており、スカウトを現地まで派遣しているようだ。ロランとフラメンゴの契約は2025年までとされているが、契約解除条項として4300万ポンド(約69億円)の違約金が設定されている。(Fabrizio Romano)

【9月30日】

今季の胸スポンサーが決定

Tempus Ex MachinaとBiocore, LLCの合併により、2023年に設立された会社「Infinite Athlete」が、今シーズンのチェルシーの胸スポンサーとして、プレミアリーグから承認され、男子チームはプレミアリーグのフルハム戦から正式着用することになった。なお契約金は、4000万ポンド(約72億円)になる予定で、契約は1シーズンのみとなっている。チェルシーFCの最高経営責任者であるクリス・ジュラセック氏は、

「Infinite Athleteがテクノロジーを活用して競争上の優位性を引き出し、ファン体験を向上させる可能性があることは明らかでした。我々は、Infinite Athleteという志を同じくするパートナーを得ました」

とコメントした。(Chelsea FC、Telegraph)

【10月1日】

ポジション別スカウト部門の責任者が決定

チェルシーは、新たなポジション別スカウト部門の責任者として、2019年からウエストブロムのスカウティング責任者を務めていたジェレミー・レイド氏を雇用したようだ。チェルシーは現在、チーム内の特定の役割を担当するスカウティングマネージャーがおり、フルバック、センターバック、ワイドミッドフィールダーと攻撃的ミッドフィールダー、セントラルミッドフィールダー、ストライカーとポジションごとにスカウトを配置。

チェルシーは、ポジショナルスカウティングモデルが移籍市場で最も機敏に対応できると考えており、アーセナル、ニューカッスルユナイテッド、ブライトンなどに次いでポジショナルモデルを導入している。(Training Ground Guru)

【10月3日】

フルハム戦に勝利しリーグ2勝目

プレミアリーグ7戦目が行われ、チェルシーはアウェイでフルハムと対戦。結果は0対2でチェルシーが勝利し、リーグ2勝目を挙げた。試合後ポチェッティーノ監督は、ミハイロ・ムドリクのチェルシー初ゴール、アルマンド・ブロヤの復活ゴール、モイセス・カイセド&ムドリクの怪我の状態などについて話をした。

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またこの試合でゴールを決めたアルマンド・ブロヤは、

「初先発で今季初ゴールを決められたのは自分自身にとっても嬉しいことで、感謝しかないよ。ストライカーとしては、どのような形でゴールが決まっても、ゴールはゴール。ストライカーにとって自信を持って得点することは重要で、それが今後の大きな推進力となる。でも、最も重要なことは3ポイント獲得すること。少し苦戦をしていたけど、2勝連勝できているから、この勢いを今後も継続していきたいね」

と公式戦359日ぶりの得点を喜んだ。(Chelsea FC)