いつ決まる!?胸スポンサーの状況【チェルシー1週間のニュース(2023年9月5日~9月11日)】

いつ決まる!?胸スポンサーの状況【チェルシー1週間のニュース(2023年9月5日~9月11日)】

チェルシー1週間(2023年9月5日~9月11日)の主なニュースを紹介。チェルシーから放出された経験を語るE・エンケティア、A・ヌサがチェルシー移籍についてコメント、ラヴィアが怪我で離脱、ジョン・テリー氏がアル・シャバブの監督に就任か?、胸スポンサーの状況、ヴィアッリ氏を偲ぶ試合がスタンフォードブリッジで開催などの動きがあった。

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【9月6日】

チェルシーから放出された経験を語るエンケティア

チェルシーアカデミーの下部組織でプレーをしていたエディ・エンケティア。しかし、14歳の時にクラブを退団することになり、アーセナルに加入。その後2017年9月にトップチームデビューを果たし、現在ではトップストライカーとして成長。9月にはイングランド代表にも選出された。

エンケティアは、当時チェルシーから放出されたことが自身の成長に繋がったことを明らかにした。

「9歳から14歳までチェルシーにいたけど、当時はよくやれていたと思っていたから(放出は)ショックだったね。ライスもその世代で同じような経験をした。それが僕に気づきを与えてくれたと思うし、物事がそのように変化する可能性があるということも知ることができた。努力してきたことをすべて失うというね。でも、そのことが困難な時に、特別なモチベーションと反発力を与えてくれる。選手の中にはそのような経験をしたことがない人もいるかもしれないが、その場合はキャリアの中で落ち込むことになると思う。これが僕の道のりで、それが今役立っているんだ」(Evening Standard)

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【9月7日】

A・ヌサがチェルシー移籍についてコメント

チェルシーは、夏の移籍最終日にクラブブルージュに所属するアントニオ・ヌサ(18・ノルウェー・WG)の獲得に動いていたことが明らかになった。ヌサは、2021年8月にクラブブルージュに完全移籍。昨シーズンは公式戦32試合に出場し、2ゴール・1アシストを記録していた。

チェルシーは移籍金2300万ポンド(約42億円)のオファーを提示したが、ムサは残留することをクラブと決めた。

「今はもう実現しないことはわかっている。でも、お金がテーブルに乗ると、少し違った見方ができる。オファーが届いてから、もう一度話し合う必要があったけど、僕たちは同じ認識を持っていたから、問題はなかった」

とコメント。ただチェルシーは、今後も彼の獲得について検討をしていくようだ。(Fabrizio Romano)

ラヴィアが怪我で離脱

今夏サウサンプトンからチェルシーに加入したロメオ・ラヴィア。しかし、コンディション調整の遅れもあり、代表ウィーク明けから試合に出場することが予想されていた。しかし、7日に行われたトレーニングで足首を負傷。検査の結果、靭帯を損傷しており、復帰までには約8週間かかる予定となった。

シーズン直前には、クリストファー・エンクンクが左ひざ半月板損傷の影響で手術を実施。カーニー・チュクエメカも膝を手術して離脱するなど、昨シーズンに続き、今シーズンも多くの選手が離脱している状況。ラヴィアの離脱は、チェルシーにとってさらなる痛手となる。(samc345)

ジョン・テリー氏がアル・シャバブの監督に就任か!?

チェルシーのレジェンドであるジョン・テリー氏がサウジアラビアリーグに所属するアル・シャバブの監督に就任することで口頭合意したと報じられた。2018年に現役を引退し、アストンヴィラのアシスタントコーチや、チェルシーのアカデミーコーチを歴任。今年6月まではレスターシティのアシスタントコーチを務めており、現在は再びチェルシーのアカデミーに携わっている。

アル・シャバブは、今夏にアトレティコマドリードからヤニック・カラスコなどを獲得し、過去にアヤックスを率いたマルセル・カイザー氏が監督を務めていた。しかし、開幕からの5試合で2分3敗と勝利がなく、サウジアラビアリーグで17位と苦しい状況の中で監督を解任し、監督候補を選定中。もし、テリー氏がアル・シャバブの監督に就任した場合、自身初の監督業となる。(Sky Sport)

【9月9日】

胸スポンサーの状況

新シーズンがスタートしている中でも胸スポンサーを探し続けているチェルシー。現在、Tempus Ex MachinaとBiocore, LLCの合併により、2023年に設立された会社「Infinite Athlete」社(※パフォーマンス向上、怪我リスクの低減に繋がるデータを収集してチームやクラブなどに共有していく企業)が、胸スポンサーとしてプレミアリーグから承認される見込であるものの、契約は単年が予想されている。

そして来シーズンからは、2025年に就航が予定されている『リヤド航空』が胸スポンサーになる可能性があると報じられている。オーナーのトッド・ベーリー氏は、リヤド航空と2024-25シーズンからのパートナーシップ締結に向け、協議を開始。リヤド航空は、本格的な事業開始に先立って先行投資を進めており、アトレティコマドリードと複数年にわたるパートナー契約を結び、同クラブが今シーズンから着用するユニフォームの胸部分にロゴが表示されている。

チェルシーもアトレティコマドリードと同じく胸スポンサーの契約を目指しており、リヤド航空との契約が成立した場合、男女合わせて1シーズンあたり、約5000万ポンド(約92億円)のスポンサー料になる予定。しかし、現状ではプレミアリーグがこれを承認しない可能性もあることから、様々な企業と交渉を行っているようだ。(Telegraph、The Athletic)

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【9月10日】

ヴィアッリ氏を偲ぶ試合が開催

チェルシーレジェンドとバイエルンミュンヘンレジェンドが対戦したレジェンド・オブ・ヨーロッパが、スタンフォードブリッジで開催され、4対0でチェルシーレジェンドが勝利した。故ジャンルカ・ヴィアッリ氏を偲ぶ試合は、ヴィアッリ氏がチェルシー時代に共にプレーをした選手や指導を受けた選手の何人かが復帰。加えて、2012年のチャンピオンズリーグで優勝したメンバーも参加した。この試合で得点を記録したガリー・ケーヒル氏は、

「このスタジアムでの素晴らしい思い出がたくさんあるので、ファンの前で、そして今日見たような選手たちに囲まれて再びプレーできたことは光栄なこと。私はヴィアッリ氏と一緒にプレーをしたり、彼に指導を受けたりする名誉や特権を得たことはないが、あの更衣室にいた多くの人はそうだったし、彼がいかに特別な人物であったかが分かる。彼はこのフットボールクラブにおける偉大な伝説であり、人格者だった」

とコメントした。なお、この試合の収益は、クラブの慈善基金であるチェルシー基金とロイヤル・マーズデン・キャンサー・チャリティに寄付されることになっている。(Chelsea FC)