大量6得点でサウサンプトンに快勝したチェルシー。システム変更&ヴェルナーの活躍についてトゥヘル監督がコメント

大量6得点でサウサンプトンに快勝したチェルシー。システム変更&ヴェルナーの活躍についてトゥヘル監督がコメント

2022年4月9日にプレミアリーグが行われ、チェルシーはアウェイでサウサンプトンと対戦。結果は0対6(チェルシー:アロンソ、マウント×2、ヴェルナー×2、ハヴァーツ)で、チェルシーが快勝した。

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スターティングメンバーは、メンディ、リュディガー、シウバ(ジェームズ、後半18分〜)、クリステンセン、アロンソ、コバチッチ、カンテ、ロフタスチーク、マウント(ツィエク、後半24分〜)、ヴェルナー、ハヴァーツ(プリシッチ、後半開始〜)で、フォーメーションは3-4-3。なお、チルウェル、オドイ、ルカクは怪我のため欠場となった。

ブレントフォード戦、CL・レアルマドリード戦と連敗をして、嫌な流れとなっていたチェルシーだったが、それを払拭する試合となった。

試合開始から、チェルシーが積極的に攻撃を展開し、前半8分にペナルティエリア左でフリーだったマウントが、アロンソにパスを供給。それをダイレクトでアロンソが叩き、ゴールイン。チェルシーが幸先よく先制した。

さらに、前半16分にマウントが得点。前半21分にはヴェルナーが自身の脚力を活かし、一気にゴール前まで侵入。最後は相手GKをかわしてゴール。試合開始20分で0対3と勝負を決めた。

それでもチェルシーの勢いは止まらず、前半31分にヴェルナーのシュートが右のポストに弾かれるが、こぼれ球をハヴァーツが押し込み0対4で前半を終える。

後半からは、CL準々決勝2ndレグ・レアルマドリード戦を見据え、ハヴァーツを下げプリシッチを投入。後半5分には、ゴール前に侵入したカンテのループシュートが相手ゴールキーパーに阻まれるが、こぼれ球に反応したヴェルナーが冷静に流し込み、本日2点目。その4分後にもマウントがゴールを決めて、0対6と大量得点で、勝点3を獲得した。

試合後トゥヘル監督は、

「パスやポゼッションではなく、フィジカル面での闘いを受け入れることが、このパフォーマンスの鍵になった。効果的なカウンターを仕掛け、ポゼッション時は非常に集中していた。チームは規律正しく、ハングリーで素晴らしいパフォーマンスだった。

そして今試合で、チェルシーは80~90%の力を発揮するだけでは逃げ切れないチームだということを教えてくれたと思う。しっかりと優先順位が分かっていて、献身的に勇気をもって守れば、自分たちは特別なグループになる。チームは非常に多くの試合をこなしているから、このようなハングリー精神やコミットメント、フィジカルなインプットを持つことは容易ではないが、それは私たちに必要な現実で、今日もそのことが証明されただけなんだ」

チームのパフォーマンスとチェルシーというチームの特性について改めて話した。また、この日2得点を決めたヴェルナーについては、

「2トップにしたのは、相手がハイプレスをかけてくることが分かっていたし、ヴェルナーの好きなポジションだったからだ。ハイプレスをかけてくる相手に対して、彼の得意なポジションだった。もっと得点できたかもしれないが、彼にとって力強い試合になったことに満足している」

とトゥヘル監督の作戦通り、ヴェルナーが活躍した事を喜んだ。また、欠場したアスピリクエタとルカクについては、

「アスピリクエタは、新型コロナウイルスで陽性反応が出た。そしてルカクは、昨日トレーニングに参加しなかった。痛みが強すぎたんだ。(レアルマドリード戦まで)時間がない。トレーニングは2回しかないし、月曜日にはスペインに発つからね。待つ必要があるから、今の段階では何も答えられないんだ」

と2人がスペインの遠征メンバーに入る事ができるかは不透明なようだ。公式戦のアウェイゲームで7連勝中と敵地での戦いに強さを見せているチェルシー。良い流れを取り戻し、レアルマドリード戦を迎えられそうだ。

・チェルシーは、公式戦のアウェイゲームで7連勝を達成

・マウントはリーグ戦で、5回目の得点&アシストの両方を記録

・チェルシーは、今シーズン初めてアウェイゲームで6ゴールを記録